generate and test
いぜん、Prolog演習というもので、「generate and test」という標語を知って、それってそんなにすごいのかなぁ、短く書ける代わりに遅いだけじゃないか、と思った。なので、そんなに偉そうに掲げる標語じゃないだろうと感じている。
プラトンにメノンという書き物がある。メノンは模範的生徒で、適度に間違えるし、適度にものわかりがよく、適度に質問してくる。彼を相手にソクラテスが幾何学を教える様子が描かれている。で、そのなかで、
メノン: おおソクラテス、あなたは知らないことをどうやって探究しますか。あなたは探究の手立てとして何を持ち出されるのですか、そしてもし、望んでいることを見つけたとしても、どうやって、それが知らなかったということだということがわかるのですか。
何を知りたいのか知っているなら、知りたいことはもう知っているんだからいいじゃないかという、なぞである。プラトンのパペットマペットたるソクラテスは、前世で知ってたけど忘れてて、思い出すのだ、という答えをするのであるけれども、前世に頼らず答えるなら、ここでgenerate and testである。
問題を述べるということは、あるクラスを判定する「テスト」と、記号構造の「ジェネレータ」を示すことです。
と、いうことが、第10回のチューリング賞の受賞講演に書いてあった(メノンもそこから)。それを夢見つつ、どう上手にやると、動くようになるか、と考えていたらしい。ふーむ。計算ってそんなものかしら。