江木君の無限缶詰思想
江木君が、無限缶詰思想というのを唱えている。しかし江木君は、無限缶詰思想を宣伝するのは無限缶詰思想の提唱者のとるべき所業ではないと言い放ち、無限缶詰思想の宣伝をふってよこしてきた。引き受けてしまった。無限缶詰思想とは要するに、どこかの島に自動的に魚をとって缶詰にする機械を設置して、そこで働かないで暮らそうというものである。ちなみにもっとおいしいものを食べたい人は、趣味で食べ物を作ればいいという。20世紀の社会主義思想と異なる点は、20世紀の社会主義国家は労働者が偉いということにしていたが、無限缶詰思想では労働者はべつに偉くないということである、と江木君は述べている。無限缶詰思想を広めるというのは仕事であるから、無限缶詰思想の提唱者が行うべきことではない、とも江木君は述べている。江木君の無限缶詰思想はBertrand Russellとよく似ている。しかしRussellは他のところで何かを相手に仕事をして暮らすのは幸せだとも述べているので、はっきりしない。江木君ははっきりしている。